杉並区の母親学級はいつ開催?何が学べる?

出産を控えるママは期待とともに不安を感じますが、
東京の杉並区では出産を控えたママを対象とした「母親学級」を開催しています。

では杉並区の母親学級はいつ・どこで開催されているのか、
どういった内容なのかなどを詳しく見ていきましょう。

杉並区の母親学級

杉並区が開催している母親学級は区内に在住している妊娠中のママが対象です。

妊娠週数による制限はないものの安定期に入ってからの参加が推奨されており、
初産はもちろん2人目以降の妊娠でも参加できます。

ただし、定員を超えた場合は初産の妊婦さんが優先となることもあるようなので
注意してください。

杉並区内にある
 ・荻窪
 ・高井戸
 ・高円寺
 ・上井草
 ・和泉
の各保健センターで開催されています。

開催日は各保健センターごとに違っていますが、基本的に月曜を除く平日の開催です。

2回1セットで、
どちらか一方のみの参加も可能ですが両日とも参加するのがベターです。

荻窪保健センターでは2023年度は12月以外毎月、
第1週と第2週もしくは第2週と第3週の水曜日に開催されています。

時間は1回目が13時30分、2回目が13時15分で、定員は32名です。

高井戸保健センターは4月・8月。2024年2月以外の月、
基本的に第2・3木曜か第3・4木曜の開催となっています。
(7月のみ第1・2木曜)

午後13時30分開始で、定員は22名です。

高円寺保健センターは5月・7月・10月・12月・2024年3月以外の月、第1・2金曜の
開催です。

ただし11月のみ第2・3金曜開催で、時間は13時30分、定員は24名となっています。

上井草保健センターは5月・8月・12月・2024年3月の第1・2木曜の開催です。
(5月のみ第2・3木曜)

時間は1回目が13時30分開始、2回目が13時開始、定員は20名です。

和泉保健センターは4月・7月10月・2024年2月の第3・4火曜日、
それぞれ2回ずつ開催されます。

時間は1回目は13時開始、2回目は15時開始で定員はそれぞれ10名ずつです。

母親学級への参加には予約が必須

先に紹介した通り、杉並区で行われる母親学級には定員が設けられているので、
参加には予約が必須です。

杉並区の公式ホームページに掲載されているQRコードから申し込みフォームで
申し込むか、各保健センターに電話するかのいずれかで予約してください。

自治体が行っている母親学級ですから費用は無料ですが、
 ・母子手帳
 ・母子健康テキスト
 ・子育て便利帳
 ・筆記具
 ・A4サイズの資料が入る手提げ袋
などを持参する必要があります。

休日母親学級も開催している

平日開催の母親学級に参加が難しいという妊婦さんのために、
杉並区では休日の母親学級も開催しています。

休日に開催される母親学級は杉並区在住の初めて妊娠したママが対象で、
2人目以降を妊娠しているママはオンライン学級への参加のみ可能です。

2023年度は4月・6月・7月・9月・10月・12月・1月・3月の第2もしくは第3の
土日に開催されます。

オンライン学級は5月・8月・11月の第3もしくは第4土曜、12月と2月の第1日曜の
開催です。

それぞれ約2か月前から約1か月前までの申込期間が設定されており、
その期間内に申し込まないと参加できないので注意しましょう。

申込方法は往復はがきかインターネットで電話での申し込みは受け付けておらず、
詳しい申込方法については杉並区の公式ホームページを見てください。

会場は成田西と善福寺にある子供・子育てプラザで、時間は9時30分、
定員は40名となっています。

オンライン学級は10時開始で、定員は100名です。

こちらも費用はかかりませんが、対面の学級に参加する場合には
 ・母子手帳
 ・参加決定通知
 ・筆記具
 ・A4サイズの資料が入る手提げ袋
などの持参が必要です。

ちなみに、
平日開催と休日開催、対面とオンラインの両方の母親学級に参加することは
できません。

初産カップルを対象にパパママ学級も開催している

初めて赤ちゃんを授かったカップルを対象としてパパママ学級も杉並区では
開催されています。

杉並区在住で、パパママ学級の開催日時点で妊娠24週から36週6日目までと
妊娠週数に制限が設けられています。

母親学級と同じ
 ・荻窪
 ・高井戸
 ・高円寺
 ・上井草
 ・和泉
の各保健センターが会場ですが、
それぞれ年数回程度と母親学級よりも開催回数が少ないので注意してください。

保健センターでの開催は平日のみで、
成田西・下井草・善福寺の子供・子育てプラザでは土日に開催されます。

子供・子育てプラザでは月2~3回開催しており、
定員も多いので休日のパパママ学級の方が参加しやすくなっています。

休日開催のパパママ学級は2人目以降の妊娠でもオンラインで参加可能です。

詳しくは杉並区の公式ホームページの母親学級・パパママ学級のページで
確認してください。

母親学級では何をする?

杉並区の母親学級は2回1セットで、1回目には
 ・妊娠中の過ごし方、お産、母乳について
 ・出産後の体と心の変化
 ・赤ちゃんの特徴や育児について
 ・赤ちゃんの抱き方やおむつの替え方
 ・地域の子育て情報
などを教わります。

2回目は
 ・歯と口の健康
 ・食生活と栄養
 ・ママの骨密度測定
などが行われます。

母親学級は
 ・妊娠初期 妊娠、出産への不安な気持ちをサポート
 ・妊娠中期 抱き方やおむつの替え方、沐浴など赤ちゃんを迎えるための準備
 ・妊娠後期 より具体的な出産への準備
といったように妊娠時期ごとに内容が変わるのが一般的です。

ただ杉並区のように自治体が開催している母親学級では、
妊娠中から出産、育児までの幅広い知識を学びます。

幅広い知識を学ぶため1つ1つの内容は薄くなるので、
不安な場合は民間企業が主催する母親学級を利用する方法もあります。
(民間企業主催の母親学級は有料のケースもあるので注意)

パパママ学級の内容

パパママ学級の内容はほぼ母親学級と同じですが、
パパも参加するので少しパパの育児参加に重点が置かれていることが多いようです。

杉並区のパパママ学級の内容は妊娠中、出産、育児で必要な知識を幅広く学ぶのは
母親学級と同じとなっています。

違うのは「パパの妊婦体験」という実習が含まれていることです。

約7kgの重りが腹部に入った妊婦体験ジャケットを装着して、
家事などの日常的な動きを行う実習です。

ママが感じている重さはもちろん圧迫感や動きにくさが実感できます。

ジャケットに入っているのはただの重りですが、ママのお腹の中には赤ちゃんが
入っているので赤ちゃんの命を守ることを意識して生活しなければいけません。

赤ちゃんが入っていると思うとさらに動きにくさが増しますから、
妊婦体験を通してパパには助け合うことの重要性を知ってもらうことができるのです。

母親学級には参加しないといけない?

母親学級は参加が必須というわけではありませんが、
特に初めての妊娠では参加するのがおすすめです。

三世代同居が当たり前だった時代や里帰り出産では、
お母さんやおばあちゃんから妊娠・出産・育児についてアドバイスが貰えます。

しかし現代では三世代同居は珍しいですし、
妊婦さん自身やお母さんが働いていると里帰り出産も難しいケースがあります。

そうした周りからアドバイスが貰えない状況では、
母親学級に参加して色々な知識を学べるのは大きなメリットです。

しかも母親学級で学べるのは最新の知識や情報ですから、
人生の先輩のアドバイスよりもタメになる可能性もあるのです。

育児体験ができる

母親学級に参加するメリットの1つに「育児体験」があります。

地域で子育てしていた時代には近所の赤ちゃんをお世話することもありましたが、
最近はそういったことはほとんどありません。

実際に赤ちゃんを抱っこしたことがなく妊娠して、抱き方やおむつの替え方、授乳、沐浴、
着替えの仕方などが分からないママも多いのです。

母親学級では赤ちゃんの人形を使った育児体験ができますから、
実際に出産してから赤ちゃんの扱い方が分からずに困る心配がありません。

専門家に悩みや不安を相談できる

母親学級では
 ・医師
 ・看護師
 ・助産師
 ・保健士
など妊娠・出産の専門家が講師を務めるのが一般的です。

実際に杉並区が開催している母親学級やパパママ学級の講師は助産師が
務めています。

母親学級には質問時間も設けられており、
そこで専門家に直接悩みや不安が相談できるのです。

通常専門家に悩みや不安を相談するには料金がかかりますが、
自治体主催の母親学級ではお金がかかりません。

無料で専門家に相談できるだけでも、
自治体主催の母親学級に参加する価値があります。

ママ友ができる

「近所のママ友ができる」ことも自治体主催の母親学級に参加する大きなメリットです。

新興住宅街だと近所の人とのコミュニケーションが不十分で、
近所に妊婦さんが居ることを知らないケースがあります。

特に引っ越してきてから間もないと、
相談できるような友達が近所にほとんど居ないことも少なくありません。

杉並区のような自治体主催の母親学級は、
比較的近くに住んでいる他の妊婦さんと知り合う場でもあるのです。

杉並区の母親学級で行われているかは分かりませんでしたが、
主催者によっては参加者同士の交流を深める時間が設けられていることもあります。

同じ境遇の人が近くに居ると、悩みや不安を共有できますし情報交換もできるので
心強いです。

また2人目以降を妊娠しているママも参加できる母親学級だと、
出産・育児をリアルに体験をしているママ友ができる可能性もあります。

1人のママ友からコミュニティが広がることもありますから、
時間的に余裕があるならぜひ母親学級に参加してみてください。

まとめ

杉並区では平日・休日合わせて毎月母親学級を開催しています。

初産のカップルを対象としたパパママ学級も開催されていて、
いずれも無料ですから気軽に参加してみてください。

ただし予約必須で定員がありますから申し込みはお早めに。

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