元々は東京電力のグラウンドだった場所にある「下高井戸おおぞら公園」、
2017年オープンと比較的新しい公園です。
比較的新しいだけに杉並区民でも知らないことがあるかもしれませんから、
アクセス方法やイベント開催、禁止事項などについて詳しく見ていきましょう。
下高井戸おおぞら公園はどこにある?
「下高井戸おおぞら公園」は住所で言うと下高井戸2丁目にあります。
(https://www.city.suginami.tokyo.jp/shisetsu/kouen/03/shimotakaido/1032193.html)
元々は東電の敷地でしたから、杉並区に長く住んでいる人には
「東電のグラウンドがあった場所」と言った方が分かりやすいかもしれません。
すぐ北側には神田川が流れており、北西には「下高井戸運動場」、
南には「下高井戸公園」、神田川を挟んだ東側には「永福南公園」があります。
他にも「永福中央公園」や「玉川上水第二公園」も周辺にあって、
公園や運動場が集まっている中心に下高井戸おおぞら公園があるのです。
これだけ公園が集まっていますから、
周辺の住民にとっては「子育てしやすい環境」と言えるのではないでしょうか。
下高井戸おおぞら公園へのアクセス方法
下高井戸おおぞら公園の最寄り駅は京王電鉄京王線「桜上水駅」で、
徒歩10分ほどの距離です。
京王電鉄井の頭線「永福町駅」からも比較的近く、
駅から徒歩12分ほどでたどり着けます。
桜上水駅から向かう場合は、
駅を出たら出口を背にして右に少し進むと左手に踏切が見えてきます。
左に曲がって踏切を渡り、そのまま道なりに進んで首都高速の高架下を
くぐったところにある「セブンイレブン」の前を右です。
少し進むと左前方にスーパーマーケットの「いなげや」が見えてくるので、
いなげやの手前の道を左に曲がってください。
左に曲がって道なりに住宅街の中を進み、右手に自販機とコインランドリーが
あってその奥に下高井戸おおぞら公園の入口があります。
特に目印や看板などは出てませんから、
注意して歩いていないと通り過ぎてしまう恐れがあります。
いなげやの手前を左に曲がってからは右側に自販機とコインランドリーがあるのは、
おおぞら公園入口の手前だけです。
少し分かりにくいですが、
進行方向右側の自販機とコインランドリーを目印にしましょう。
また交通量の多い場所を通りますし、特に公園入口近くは歩道も無いので
小さいお子さんと一緒の場合は特に注意してください。
ちなみに桜上水駅からバスが利用できますが、
下高井戸おおぞら公園のすぐ近くにバス停はありません。
バス停からでも結構距離がありますから、
バス料金を考えると駅から歩いた方がお得です。
永福町駅から下高井戸おおぞら公園へのアクセス方法
京王電鉄井の頭線の永福町駅から下高井戸おおぞら公園を目指す場合は、
永福町駅南口から出て、出口を背にして左に進みます。
そのまま線路沿いを道なりに進んで、
右手に踏切がある十字路に出るので踏切とは反対の左へ曲がってください。
左曲がったらまた道なりに進み、神田川にかかる小さい橋を渡って
すぐ左側に下高井戸おおぞら公園の入口があります。
桜上水駅から向かう場合は公園入口に特に目印がありませんが、
永福町駅から向かう場合は「神田川にかかる橋」が目印です。
また永福町駅からのルートでも途中歩道が無いところがあるので、
小さいお子さんと一緒の場合は注意が必要です。
永福町駅と下高井戸おおぞら公園の間には坂があり、行きは下りですが
帰りは上りになるので平坦な桜上水駅からの方が良いかもしれません。
下高井戸おおぞら公園に専用駐車場は無い
小さいお子さんが一緒の場合は車で下高井戸おおぞら公園に行きたいと考えるかもしれませんが、下高井戸おおぞら公園に専用駐車場はありません。
下高井戸おおぞら公園周辺に時間貸しのコインパーキングはあるものの、
いずれも収容台数が少ないです。
公園から少し離れたコインパーキングで7台、
近くだと4~5台がせいぜいで全部合わせても20台程度しか停められません。
平日昼間でも満車のコインパーキングもあるので、
下高井戸おおぞら公園に車で向かうのはおすすめできないです。
ちなみに桜上水駅から下高井戸おおぞら公園に向かう途中にはいなげやがあり、
いなげやには40台ほど収容できる駐車場があります。
しかしいなげやの駐車場はいなげやの利用客用ですから、
下高井戸おおぞら公園を利用する際には駐車できません。
駐輪場は完備
下高井戸おおぞら公園の周辺は住宅街ですから、
自転車で公園に行きたいというケースも多いです。
下高井戸おおぞら公園の北側と南側に1か所ずつ専用駐輪場が設けられており、
自転車で公園に行くことはできます。
遊具のあるエリアや芝生の中までは入れませんが、
遊歩道であれば自転車で走ることも可能です。
自動車は入ってきませんから、
お子さんが補助輪を外して自転車に乗る練習にも適しています。
(歩行者には注意が必要)
下高井戸おおぞら公園で開催されるイベント
下高井戸おおぞら公園は大きな公園ではありますが、
イベントはそれほど開催されていません。
直近で言うと、2024年5月18日に「水防訓練」が行われるぐらいです。
(https://www.city.suginami.tokyo.jp/event/toshiseibi/dobokukeikaku/1093600.html)
5月末から7月中頃にかけて梅雨になりますし、
夏にはゲリラ豪雨、秋には台風と大雨が降る可能性が高い時期が続きます。
これからの大雨に備えて、杉並・荻窪消防署と杉並・荻窪消防団に
町会やボランティアの方が参加して水防訓練を行っているのです。
土嚢の作り方や積み方など、
実際に大雨が降った際に役立つことを教えてもらえます。
特に申し込みは不要ですし料金もかかりませんから、
今年は難しいですが来年以降参加を検討してみてください。
すぎなみ舞祭
下高井戸おおぞら公園で行われるイベントと言えば「すぎなみ舞祭」です。
(https://member.sugi-chiiki.com/sugimy/)
2007年から年に一度行われているイベントで、2020年は規模を縮小、
2021年は中止になりましたが、2022年からは通常開催されています。
2023年のすぎなみ舞祭は10月15日の11時から開催されました。
舞祭というだけあって、
ダンスチームなどに所属する子どもたちがダンスや踊りを披露するイベントです。
メインステージでは、10名以上の子どもで構成されたチームが25組参加する
コンテストが開催されます。
サブステージではコンテストに参加していない子どもたちがダンスや踊りを披露、
メインステージと合わせると参加総数は1000人にも及びます。
ステージ以外のエリアで行われているダンスイベントには、
子どもだけでなく大人も飛び入り参加OKです。
またキッズエリアでは、キックターゲットや輪投げなどでスタンプを集めると
風船やぬり絵などの景品がもらえるスタンプラリーも行われています。
屋台やキッチンカーなども20以上出店していますから、
遊んでお腹が空いても大丈夫です。
屋台やキッチンカーでの飲食以外は無料となっています。
年に一度の恒例イベントで、
恐らく2024年の10月にもすぎなみ舞祭が開催されるはずです。
ダンスや踊りで参加しても良いですし、観客として見に行くのも良いですし、
2024年はすぎなみ舞祭にぜひ参加してみてください。
下高井戸おおぞら公園でキャンプはできる?
下高井戸おおぞら公園の広大な芝生広場ではキャンプができそうですが、
本格的なキャンプはNGです。
火気の使用が下高井戸おおぞら公園では原則禁止となっていて
焚火ができませんから、本格的なキャンプはできないというわけです。
ただ日除けとして簡易テントを立てるぐらいはできます。
テントは立てられますから、
火気を使用しないミニキャンプぐらいならできるかもしれません。
下高井戸おおぞら公園の禁止事項
下高井戸おおぞら公園は原則として火気厳禁ですから、
花火は禁止となっています。
周辺が住宅街ということもあって、
火災のリスクに加えて騒音の問題から花火はできないようになっているのです。
犬の散歩はOKですが、
ドッグランではないのでリードを外して自由に走り回らせることはできません。
また伸びるリードを付けて飼い主から離れられるようにするのも禁止です。
犬を散歩させる場合は短いリードで、
・排泄物は持ち帰る
・ブラッシングはしない
・水道の蛇口から直接水を飲ませない
・花壇や水遊び場に入らない
といったルールを守りましょう。
早朝や夜間でも利用できますが、スケートボードや大音量でダンスの練習など
周辺の住民に迷惑をかける行為は禁止です。
下高井戸おおぞら公園には専用駐輪場はありますが、
駐輪場以外の公園内に自転車やバイクを停めてはいけません。
また公園利用以外で駐輪場を使うのも禁止となっています。
占有許可を取れば団体で利用できますが、
公園内での営業行為はイベント時を除いて原則禁止です。
まとめ
下高井戸おおぞら公園のアクセス方法やイベント開催、禁止事項などについて
詳しく紹介しました。
かなり広い公園で、芝生広場だけでなく遊具や水場もありますし、
当然トイレも完備されています。
管理棟2階には絵本や図鑑などが置いてある休憩スペースもあるので、
子どもと1日遊べる公園です。