杉並区での炊飯器の捨て方には3つ方法がある

最近はごみの分別回収が当たり前となっていますが、自治体によって分別の仕方が
違うので物によっては捨て方が分からないこともあります。

今回は杉並区での炊飯器の捨て方について詳しく見ていきましょう。

杉並区での炊飯器の捨て方は3つある

杉並区で炊飯器を捨てるには3つの方法があります。

1つ目は「不燃ごみとして出す」方法です。

杉並区では小型の電化製品は不燃ごみとして回収しているので、
不燃ごみの日に地域の回収場所に炊飯器を持っていけばOKです。

ただし炊飯器の最大辺が30cm以下でないと、
杉並区では不燃ごみとして回収してもらえません。

2~3人家族だと4~5.5合炊き、4人家族だと5.5合炊き以上の炊飯器が一般的ですが、
このサイズだと高さ・幅・奥行のいずれかが30cmを超える可能性が高いです。

1人暮らしだと3合炊きや3.5合炊きを使うことが多いですが、
3合炊きでも余程コンパクトなものでない幅か奥行が30cmを超える可能性があります。

最大辺が30cm以下の炊飯器はかなり小さいですから、
杉並区で炊飯器を不燃ごみとして捨てられるケースは限られそうです。

粗大ごみに出す

杉並区での炊飯器の捨て方2つ目は「粗大ごみに出す」方法です。

最大辺が30cm以下の電化製品は不燃ごみで出せますが、
最大辺が30cmを超える電化製品は粗大ごみとしてでないと回収してもらえません。

以前は不燃ごみと同じように、
決まった日に決まった場所に粗大ごみを持っていけば回収してくれました。

しかし現在では事前に申し込みをして、指定日に自宅の玄関先や
所定のごみ集積所に粗大ごみとして回収してもらう物を置いておく必要があります。

普通ごみや不燃ごみは基本的に無料で回収してくれますが、
粗大ごみについては回収してもらうのに費用がかかるので注意してください。

杉並区の粗大ごみの捨て方の詳しいルールについては後述します。

使用済み小型家電の回収拠点に持っていく

杉並区で炊飯器を捨てる3つ目の方法は「使用済み小型家電の回収拠点に
持っていく」です。

杉並区では小型家電15品目を対象とした拠点回収を行っており、
炊飯器は拠点回収の対象15品目に含まれています。

小型家電15品目を拠点回収するのは、金や銅などの有用金属、
パラジウムなどのレアメタルを回収して再利用するのが目的です。

炊飯器には加熱や保温のために銅線が多く使われており、制御基板にはレアメタルが
使われていることがあるので拠点回収の対象品目となっています。

対象15品目の小型家電を回収している拠点は
 ・区役所西棟7階のごみ減量対策課
 ・杉並清掃事務所
 ・杉並清掃事務所方南支所
 ・杉並清掃事務所高円寺車庫
 ・環境活動推進センター(リサイクルひろば高円寺)
 ・柿木図書館
の6か所です。

ただし不燃ごみと同じで、最大辺が30cmを超える炊飯器は上記6か所の拠点に
持っていっても回収してもらえません。

最大辺が30cmを超える炊飯器の捨て方は粗大ごみとして出す方法に限られます。

炊飯器を不燃ごみに出す際の注意点

最大辺が30cm以下の炊飯器は不燃ごみに出せますが、
炊飯器を不燃ごみに出す場合には注意が必要です。

液晶画面に時計が付いていて時間を設定してご飯が炊けるタイプの炊飯器には
「リチウムイオン電池」が使われていることがあります。

リチウムイオン電池は小型家電リサイクル法に則った処分が必要で、
リチウムイオン電池内蔵炊飯器も同様です。

リチウムイオン電池だけ取り外せば炊飯器だけ不燃ごみとして出せます。

電池が取り外せない炊飯器は不燃ごみとしては出せず、
粗大ごみとして出すか小型家電の回収拠点に持っていかないといけません。

不燃ごみに出したけど回収してもらえなかったということが無いように、
炊飯器を処分する際にはリチウムイオン電池が使われているかチェックしましょう。

杉並区で炊飯器を粗大ごみとして捨てるには

余程コンパクトな炊飯器でない限りは最大辺が30cmを超えるので、杉並区では
炊飯器は粗大ごみとして捨てるという選択をする可能性が高くなっています。

杉並区で粗大ごみを捨てるには、まず回収の申し込みをしなければいけません。

粗大ごみ回収の申し込みは
 ・インターネット
 ・電話
 ・FAX
のいずれかで行います。

インターネットで申し込むには「粗大ごみ受付センター」のホームページにアクセス、
トップページで「杉並区」を選択して、連絡用のメールアドレスを登録します。

メールアドレスを登録したら次の画面で
 ・申込者の氏名、住所
 ・粗大ごみの品目
 ・粗大ごみの品目ごとの数量
 ・回収予約日
を入力、確認して送信すれば申し込み完了となります。

電話で申し込む場合は、
「03-5296-5300」に電話をかけて担当者の指示に従って必要事項を伝えればOKです。

電話の受付時間は8時から19時で、
12月29日から明けて1月3日までの期間を除いては土日祝日も受け付けています。

FAXで申し込む場合は
 ・申込者の本住所
 ・粗大ごみの回収場所
 ・申込者の電話番号、FAX番号
 ・回収してほしい粗大ごみの品目
 ・粗大ごみの高さ、幅、奥行の合計の長さ
 ・粗大ごみの品目ごとの数量
を記載して送信、翌日以降に確認の電話・FAXが届いて内容に誤りがなければ
申し込み完了となります。

ちなみに「本住所」は住民票に記載されている正式なもので、
「○丁目X番地」を「○-X」などと省略しないようにしましょう。

「粗大ごみの回収場所」は本住所と違う場合のみ必要で、
本住所での回収を希望する場合は不要です。

「電話番号」は携帯番号でも固定電話番号でも構いませんが、翌日以降に
確認の電話がかかってくることがあるので日中に連絡のつく番号にしてください。

インターネットとFAXでの申し込みは24時間365日受け付けています。

粗大ごみの出し方

粗大ごみの回収を申し込んだら、申し込んだ回収日の午前8時までに所定の場所に
炊飯器など回収してもらう粗大ごみを出しておきます。

戸建ての場合は玄関先、マンションなど集合住宅の場合は
ごみ集積所や粗大ごみ置き場に出してください。

粗大ごみが通行の邪魔にならないように、
戸建てでは面している道路ではなく必ず自宅敷地内の玄関先に置いておきましょう。

粗大ごみの回収には費用がかかりますから、
有料粗大ごみ処理券を回収してもらう粗大ごみに貼り付けておかないといけません。

処理券に申込者の氏名もしくは受付番号と回収日を記入して、
複数枚貼る場合には処理券同士が重ならないように貼ります。

粗大ごみを持ち込む

粗大ごみは自宅まで回収しに来てもらう以外に所定の場所に持ち込むことも可能です。

杉並区の場合は環七通り沿い(杉並区堀ノ内2丁目11-32)の「堀ノ内中継所」で
粗大ごみの持ち込み受け付けています。

回収と同様に事前申し込みが必要で、
持ち込みは日曜日のみで9時から16時までです。

1日の受付上限は5品目までなので、
まとめて粗大ごみを処分する場合には注意してください。

回収の場合と同じで持ち込む粗大ごみには有料粗大ごみ処理券の貼り付けが
必要です。

炊飯器を粗大ごみに出す費用

粗大ごみの回収・持ち込みには費用がかかるので、有料粗大ごみ処理券を購入、
貼り付けて粗大ごみを出すことになります。

粗大ごみの品目ごとに費用は違っており、炊飯器の場合は400円です。

ソファーベッドなどの大型家具になると2,000円かかることもありますから、
400円は比較的安い方です。

費用は1品目ごとに必要で、炊飯器を2個処分する場合は800円の費用がかかります。

有料粗大ごみ処理券は
 ・セブンイレブン
 ・ファミリーマート
 ・ローソン
 ・デイリーヤマザキ
 ・ミニストップ
といった大手コンビニチェーンで購入できます。

杉並清掃事務所や清掃事務所方南支所、区役所西棟7階のごみ減量対策課、
スーパー、米店、酒店などでも買えます。

有料粗大ごみ処理券は200円と300円の2種類があり、
複数枚組み合わせて処分する粗大ごみに見合った金額にすることが必要です。

炊飯器の処分費用は400円ですから200円券を2枚貼り付けれOK、
金額が足りないと回収してもらえません。

持ち込みなら費用は一律400円

自宅まで回収しに来てもらうには粗大ごみの品目によって費用が変わりますが、
持ち込みなら費用は一律400円となります。

炊飯器は回収でも400円なので持ち込んでも金銭的メリットが無いものの、
大型の家具など回収費用の高いものは持ち込むことで費用を抑えられます。

例えばソファーベッドを粗大ごみとして処分する場合、
自宅に回収しに来てもらうのに必要な費用は2,000円です。

ところがソファーベッドをある程度解体して車で中継所に持ち込めば400円で済むので、
回収よりも1,600円もお得です。

もちろん手間はかかりますが、
品目によっては持ち込みを選ぶことで粗大ごみの処分費用が節約できます。

ごみとして捨てる以外の炊飯器の処分方法

ごみとして捨てる以外にも炊飯器を処分する方法はいくつかあります。

炊飯器を買い替えるのであれば、新しい炊飯器を購入した家電量販店などに
処分したい炊飯器の引き取りをお願いしてみましょう。

引き取りのみだと費用がかかりますが、
買い替えに伴う引き取りであれば無料となるケースが多いです。

炊飯器以外の家電を購入した際に炊飯器の引き取りをお願いしてもOKです。

不用品回収業者に引き取ってもらう方法もあります。

自宅まで取りに来てくれる上に基本的には壊れていても無料で引き取ってくれますし、
状態が良ければ買い取ってくれることもあるのです。

ただ不用品回収についてはトラブルも少なくありませんから業者選びが重要となります。

まとめ

杉並区で炊飯器を捨てるには
 ・不燃ごみ
 ・粗大ごみ
 ・拠点回収
の3つの方法があります。

ただし最大辺が30cmを超える炊飯器は不燃ごみ・拠点回収では捨てられず、
粗大ごみとして捨てるしかありません。

余程コンパクトな炊飯器でないと最大辺が30cmを超えるものもあるので、
炊飯器は粗大ごみとして捨てるケースが多くなっています。

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