杉並区で「ヌートバーラーメン」が食べられるのはどこ?

2023年早春の話題と言えば何と言っても「日本代表のWBC優勝」ですが、
今回のWBCで特に話題となったのが「ラーズ・ヌートバー」選手です。

そんなヌートバー選手の名を冠した「ヌートバーラーメン」なるものを提供している
ラーメン屋さんが東京の杉並区にあります。

ヌートバーラーメンを提供しているラーメン屋とは?

ヌートバーラーメンを提供しているのは杉並区永福町にある
「ボニートスープヌードルライク」というラーメン屋さんです。

鰹ベースに豚骨がプラスされたスープの濃いめの?油ラーメンで、
にんにくがしっかりと効いたガッツリ系です。

麺は中太縮れ麺、鶏ムネ・豚肩ロース・豚バラの3種類のチャーシュー、
青と白2種類のネギにメンマ、白髪ネギにペッパーがたっぷりとかかっています。

そのままでも十分パンチがありますが、追いにんにく・追いペッパーも可能となっており
ガッツリ系が好きな人にもスパイス系が好きな人もピッタリです。

追いにんにく・追いペッパーをしなくても結構味が濃いですから、
あっさり系が好きな人は少ししつこく感じるかもしれません。

なぜヌートバーラーメン?

日本で行われたWBCの予選でヌートバー選手がヒットを打って塁上で
胡椒を挽く仕草の「ペッパーミルパフォーマンス」を披露しました。

大谷選手など他の日本選手もペッパーミルパフォーマンスを行ったことで、
野球好きの間でヌートバーブームが巻き起こります。

このペッパーミルパフォーマンスから、ペッパーをたっぷり使ったラーメンを
ヌートバーラーメンとしたのではないかと思われます。

ちなみにペッパーミルパフォーマンスには「小さいことからコツコツと継続して進めば
良いことがある」という意味があるのだそうです。

実際に胡椒を挽くペッパーミルとは直接関係はありませんが、キッチン用品を取り扱う
お店でペッパーミルが飛ぶように売れたことも話題となりました。

ヌートバー選手の活躍もあって日本代表が優勝したことで、
ペッパーミルが2023年のWBCを象徴するキーワードとなったのです。

スポーツ紙で紹介されて話題に

スポーツ新聞である中日スポーツで紹介されたことがきっかけで、
ヌートバーラーメンが話題となりました。

ヌートバーラーメンを紹介した中日スポーツの記事がヤフーニュースでネット配信されて、
より広く知られるようになったようです。

さらにMLBの公式サイトが、ヌートバー選手本人の「スーパー感謝している」という
コメントとともにヌートバーラーメンを紹介しています。

海の向こうにまで「ペッパーミルブーム」が伝わったわけですから、
2023年のWBCでいかにヌートバー選手が注目されたかが分かります。

ヌートバーラーメンはもう食べられない?

WBCが日本代表の優勝で幕を閉じて久しいので熱が冷めた人も多いでしょうが、
「ヌートバーラーメンを食べてみたい」と思っている人も少なくないかもしれません。

ただ残念ながら2023年6月現在、ボニートスープヌードルライクでは
ヌートバーラーメンが食べられなくなっているようです。

ボニートスープヌードルライクでは、
レギュラーメニューとは別に日替りの「限定麺」を提供しています。

ヌートバーラーメンはその限定麺の1つで、
WBC期間中も毎日提供されていたわけではありません。

WBC決勝の翌々日2023年3月24日に「優勝おめでとうらーめん」として提供したのが
ヌートバーラーメンの最後でした。

今後アメリカでヌートバー選手が大活躍すれば復活する可能性もありますが、
2023年6月現在はヌートバーラーメンを食べることはできません。

ヌートバーラーメンが無くても行く価値あり

ヌートバーラーメンが食べられなくてガッカリしたかもしれませんが、
ヌートバーラーメンが無くてもボニートスープヌードルライクは行く価値があります。

食べログで3.74、ラーメンデータベースで90以上、Googleでも4.2の評価を受けており、
ヌートバーラーメン以外も美味しいと評判です。

「ボニート」は鰹を意味する英語で、
カツオをメインとした魚介系スープのラーメンとなっています。

二号店として方南町に「貝節麺ライク」、三号店として西永福に「西永福の煮干箱」が
あり、そちらも食べログなどで高評価を得ています。

ラーメンだけでなくつけ麺やまぜそばもあり、
夏場には限定麺として冷し担々麺が提供されることもあるそうです。

ボニートスープヌードルライクはどこにある?

ボニートスープヌードルライクは京王井の頭線西永福駅の北に歩いて10分ほどの
ところにあります。

西永福駅の北口から出て駅舎を背にして右手に進み、
踏切があるところまで来たら左(踏切と反対側)に曲がります。

そのまま道なりに真っすぐ北へ進むと「井の頭通り」という大きな道路にぶつかるので、
井の頭通りを横断して左へ進んでください。

しばらく進むと右手に「ドミノピザ」があるので、
ドミノピザがある角を右へ曲がって方南通り沿いを進みます。

そのまま方南通り沿いを進むのですが、適当なところで交差点を横断して
進行方向左側の歩道に移っておいた方が分かりやすいです。

ドミノピザの角を曲がってから方南通り沿いを400~500mほど進むと
左手にボニートスープヌードルライクがあります。

こじんまりしたお店で黒いオーニングはありますが目立つ看板は出ていないので、
特に昼間は意識していないと通り過ぎる恐れがあるので注意してください。

カウンター6席のみの小さなお店

ボニートスープヌードルライクはカウンター6席しかない小さなお店です。

席数が少ないので特にランチタイムは混雑しやすく、
12~13時は満席で並ばないと入れないこともあります。

夜はランチタイムに比べると空いていますから、
ボニートスープヌードルライクに行くなら夜がおすすめです。

営業時間は昼は11時30分から15時、
夜は18時から21時で月曜日が定休日となっています。

テイクアウトや宅配にも対応していますから、混雑しやすいランチタイムは
テイクアウトや宅配を利用して自宅・職場などでゆっくり味わうことも可能です。

お店の公式サイトはありませんが、TwitterやInstagramで限定麺の情報などを
発信しているのでそちらをチェックしてください。

ラーズ・ヌートバーはどんな選手?

2023年のWBCで一躍有名となったラーズ・ヌートバー選手は、
現在MLBセントルイス・カージナルスに所属する右投左打の外野手です。

2021年にメジャー昇格、2022年のシーズン後半にはスタメンに名を連ねる機会が増え、
準レギュラーながらチームの地区優勝に貢献します。

2023年には日本代表に選出され、
1番センターとしてWBCの全7試合に先発出場しました。

レギュラーシーズン開幕戦に2番レフトとして起用されたのを皮切りに
レギュラー定着して、2023年シーズンは主に1番で先発出場が多くなっています。

2023年5月3日(日本時間4日)のエンゼルス戦では、
WBCを一緒に戦った投手・大谷とメジャーリーグで初めて対戦しました。
(結果は3打席3三振)

ヌートバーが日本代表になったのはなぜ?

ヌートバー選手はアメリカ生まれのアメリカ人ですが、
母親が埼玉県出身の日本人なのでいわゆる日米のハーフなのです。

母親が日本人なので、恐らく20歳までは日本とアメリカ両方の国籍を持っていて、
20歳の時にアメリカ国籍を選択したものと思われます。

サッカーなどでは日本代表は日本国籍の選手だけで、
日本代表になるために日本国籍を取得する選手も居るぐらいです。

そのためアメリカ国籍のヌートバー選手がWBC日本代表に選出されたことに
違和感を覚えた人も多いのではないでしょうか。

WBCでは7つの出場資格規定が設けられており、その中の
 ・親のどちらかがその国の国籍を持っている
 ・親のどちらかがその国で生まれている
という2つにヌートバー選手は該当しているので日本代表に選出されたわけです。

前回の2017年と今回で違う国の代表として出場している選手も居て、
自分の国籍と違う国の代表となることはWBCでは珍しくありません。

ヌートバー選手が日本代表に選出された時にはNPBのOBやファンから反対意見も
出ましたが、WBCで活躍したことでそういった声は聞かれなくなりました。

ニックネームは「たっちゃん」

カージナルスファンには「ヌート」として親しまれているヌートバー選手ですが、
日本では「たっちゃん」というニックネームが浸透しています。

ヌートバー選手のフルネームは「ラーズ・テイラー=タツジ・ヌートバー」で、
ミドルネームのタツジから「たっちゃん」と呼ばれることになりました。

20歳までは日本とアメリカの二重国籍であったことから、
「榎田達治」という日本名も持っています。
(榎田は母親の姓)

「早くチームに馴染むように」という想いでコーチがニックネームを付けましたが、
ヌートバー選手は明るい性格で合流初日からチームに馴染んでいたようです。

ヌートバー選手がNPBでプレーする可能性は?

日本代表としてプレーしたことで、一部のファンからヌートバー選手が
「NPBでプレーすることもあるのでは」と期待されています。

可能性はゼロではないものの、ヌートバー選手は元々プロスペクト(有望選手)で、
将来はカージナルスはもちろんメジャーリーグの看板選手になる存在です。

ストライキ等でメジャーリーグが全試合中止になるといったアクシデントでも無い限りは、
ヌートバー選手がNPBでプレーする可能性は現状では低そうです。

まとめ

杉並区でヌートバーラーメンを提供していたのは、
永福町のボニートスープヌードルライクというラーメン屋さんでした。

残念ながらWBC終了とともにヌートバーラーメンの提供も終了しましたが、
ヌートバーラーメンが無くても行く価値があるお店です。

WBCの時期は大混雑だったようですが、少し混雑は収まってきているようなので
永福町に立ち寄った際はボニートスープヌードルライクに足を運んでみてください。

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